この日は、12月初旬。寒くなってきたと同時に、アトリエのそばの木々も美しく紅葉を始めていました
というわけで、教室を出てスケッチ大会をすることにしました
まずは生徒が来る前に、下地作りをしておきます。
厚手の段ボールにヤスリをかけて、スーパーヘビージェッソで塗っていきます。
裏面にはふつうのジェッソを塗り、スタンバイOK
でも「スケッチ?寒いからイヤです~」と言われたらどうしよう
幸いなことに、生徒は行きます!と言ってくれました。
まずはどこの風景を描くか探します。
この日は本当に空が美しかった
僕がどこがいいかなとウロウロしているうちに、生徒はズバッと場所を決めていました。
そして空をぼーっと見つめて、空とイチョウを描きますと言いました。
さすがです
大きな地面に見守られながら、制作スタート。
僕が裏面のつもりで用意した、普通のジェッソを塗ったフラットな下地が気に入ったようです。
スーパーヘビージェッソの、でこぼこしたマチエールの気分ではなかったみたい
軽く構図を決めたら下描きをしていきます。
スケッチは思い切りも大切です
生徒が風景に合わせて選べるように、透明水彩、アクリル絵の具、色鉛筆、色ペンと、いろいろな画材を持っていきました。
生徒が選んだのは、僕が一番予想していなかった色ペンです
それにしても、形がなかなかしっかりと取れています、そしてダイナミックです
ズンズン描いています。
秋冬のスケッチは、防寒必須ですよ。動きませんから冷えます
ネコも、何事かとのぞきに来ました。
自分なりに色をアレンジしながら描いているようです。スバラシイ
こんな紅葉もありました。美しい…
おっと、イチョウに取り掛かりましたね!
写真に撮るとこんなカンジ。
感動を写真のフィルターを通して残すのは、なかなかムズカシイ。
だから人はスケッチするのですね
木の幹の描き方も、いろいろ考えているようです。
カッコイイ
完成です!実にスバラシイ作品に仕上がりました。自分のやりたい事をズバッとやり切りましたね。彼女は本当に本番に強いです。いつも感心します。
センスが伝わってきますね。
大胆に思い切り良く描いています。色も実際のものから変えているところがとてもデリケートです。
イチョウの木の幹の色もよく考えていますね。
―おまけ―
描いていた空から地面まで、縦パノラマです!
今日の記事はこれにておしまい
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文京区で「絵画教室OZ」の講師をやっている尾崎玄一郎です。
現代美術作家・絵本作家です。
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