その1 その2 その3 その4 その5 のつづきです

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この生徒の作品は、最近少しデリカシーが出てきました
この作品も抽象的な形で探りながら、具象的な部分を少しトッピングして、このような仕上がりになりました。
最初パッと見、葉っぱかな?と思ったら、カエルの親子だったんですね!
ここから楽しいストーリーが生まれそうですね。


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となると、1枚目のこちらはミミズのせいくらべかな?
つくしの家族かもしれませんね!


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こちらは彼女の自由制作です。
今回は、いつもの和紙ではなく、キャンバスに油絵で攻めてきました。
水彩に比べると、いつもの裏彩色ができない分、少し地の色が強く見えてきます。
もう少し油を多めにするか、上から薄く白を重ねるなど工夫が必要になってきますね。

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こちらは、かなり色のハーモニーが美しいかも。


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こちらも色の響き合いがすばらしい。


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女性の肌の質感がいい味です。
ぬっとしたタクマシサがよく出ています!


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大きな自由曲線で上手に構成していますね!


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あえてこのようなパターンもアリですね!
全体的に、水彩に比べると油彩はまだまだ慣れていない部分が感じられました。
もっともっと油彩画の研究が必要ですね。
また、支持体もキャンバスではなく、あえて和紙などの紙にしても面白くなるかも。
でも今回、この生徒がやったようにバリエーション展開で絵を量産することは、とても良い試みだと思います!
とにかく、とことんたくさんの作品を生むこと、そして徹底的に失敗作も作ること。
これが大切なのです


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この生徒は、今回同じようなモチーフで2点描いてくれました。
タイトル「月の雫」
砂のようにざらざらしたマチエールが面白いですね!


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タイトル「セントアンドリュースの月」です。
どうなることかと思っていましたが、なんとか上手にまとめてくれました。
グリーンが描かれたことにより、月がゴルフボールになりました。良いアイディアですね!


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羽生くんの(僕も彼のファンです)ビールマンスピンです。
1つの人体の中にも主役脇役を定めて、墨の濃淡だけで上手に表現していますね!


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孤独をイメージしているのでしょうか…だとしたら上手に表現されています。


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面白い視点から、人体のデッサンをしてきましたね。
顔が見えなくても、ポーズで感情を表現することができるんですね