昨年9月に終了した「OZのヌードデッサンスクール」の生徒たちによる、修了展を行います。
裸婦 (講師作品)
「修了記念展 ・ OZのヌードデッサンスクール」
3/3(日)~3/8(日)
GALLERYフェーマス
数々の伝説を生んできた「OZのヌードデッサンスクール」は、会場の閉鎖により12年の歴史に幕を下ろしました。
これが最後の修了展となります。
生徒の皆さん、ありがとうございました。本当に楽しかったです。
いつか皆さんの夢が、BESTなタイミングで叶うことを信じています!
2015年02月
彼女は、前回のテーマと今回のテーマを合体させて考えているようです。
オソルベシ!
なにやら岡江久美子の旦那が出てきましたね。
この生徒は、今回のテーマをどう料理してくれるのでしょう。楽しみ!
単純な形の人物がたくさん描けました。
重要なのは、ムリのない設定です。
この生徒は大きくてシンプルな形で、面白い構図がとれています。
いろいろアイディアを考えています。
しかも小さな画面に絵で考えていますね!スバラシイ!!
マスキング用のフィルムが登場しました。
画材の特性を上手に利用していますね!
なんとも大胆に色づけをしていますね!Good!
なんじゃこりゃ!!って感じです。
大胆に今回のテーマを料理してくれました。参りました!!
だいぶ形が見えてきました。サンタクロースの配達かな?
この生徒は前回になにかつかんだみたいです!
今回ずーっと考え込んでると思ったら、すばやく描き始めました。
見事な構図です!
すごい、カッコよすぎです。
白い紙に白い絵の具で描いています。どうなるのかな?
製作途中もじつに美しいですね!
赤がとても魅力的です。
サンタじゃなくてミッキーカーチスかな?
このままで完成と言えたらどんなに楽でしょう。
紙の地の残し方が神がかっていますね!
だいぶ全体像が見えてきました。
とてもイキイキと動物たちが描けていますね!
面白いことに、セーターの水玉も作品とよくマッチしています!
曲線と直線の対比させるアイディアがとても良いですね!
迷いなくささっと単純な色で描いています。
版的思考がよい効果を上げることでしょう。
美しすぎる、楽しすぎる、ゴミ?
良い舞台ができました!つぎは役者の登場ですね。
静と動の対比です。良いアイディアですね!
白も効果的に生かしていますね。
秘密のテーマと魔法のつえ(画材や考え方など)をみんなに渡して授業スタートです。
この生徒はいきなりすごい勢いで描き出しました!
描きたい想いがたまっていたのでしょう。
みなさん普段はお仕事や何やらで忙しいけれど、休日にOZやって来て、想いを放出させてくれます。
この生徒も迷うことなく描き出しました。
話は少し変わりますが、彼女からもらった今年の年賀状はとてもすばらしい絵が描かれていました。そんな余裕が感じられます。
この生徒は単純な形を描きだしました。
他の人と違うアプローチで良いですね!!
この生徒は2枚同時に描いています。
半具象的(半分は、現実に見えたままの形、半分は頭の中で作り上げた形)な単純化が良いですね!
最近の彼女の仕事は、実に興味深く変化してきました。とても楽しみです!
おっと、ワクワクする作業風景ですね!
モノづくりをするとき、楽しい風景になるのはとても大切なことです。
いろいろな筆を使い分けています。
画材へのこだわりが感じられますね!
カラフルな作業風景です。
この生徒の明るいキャラクターにぴったりのムードですね!
なんてかわいい形。
偶然生まれた形からいろいろなストーリーが浮かんできそうです。
この生徒は2作目にとりかかったようですね。
すごく頭がやわらかくなったみたいです!
とてもセンスのいい形がでてきました。
彼女は3枚目を同時に描いていますね!
バランスよく考えていますね。
黄色い丸がたくさん動いていますね…。
どうなるんでしょう。
この生徒は、自分の世界を構築し始めました。
とは言っても、そう簡単なことではありません。まだまだ固めず、もっともっと生まれ変わっていってほしいですね!
この生徒は、画面から見切れる形を上手に使っていますね!
この生徒は、スマホで資料集めをしています。
なるほど。小さな写真でも細かな部分までこだわらない時なら、むしろ単純化できて良いかもしれませんね。
この生徒はこの日も、テーマを聞いてすらすらと描きだしました。
まずは小さな画面で考えているところも良いですね!
構図の重要性に気づき始めたのかもしれません。
絵画教室OZの生徒「神敦子」さんと「きたむらよしこ」さんが、グループ展に出品します!
~の風景
3/3(火)~3/9(月)
[神 敦子さん]
僕は常日頃から、良いアートには「脳のイタズラ=ひらめき」が必要だと感じています。
神さんには、かなり頻繁にこのひらめきが訪れているようで、よく驚かされます。
どうしてだろうと思ったとき、僕は彼女の子供時代を想像してみました。
よくいる女の子のようにおままごとをしていたのか?
おてんばに木登りが得意だったのか?
僕の勝手な想像ですが、たぶんどちらもちょっと違って、ひとりで草の伸びる瞬間をじっと見つめているような子供だった気がします。
公園に風が吹いて、ゆれるぺんぺん草がピアノの鍵盤に見えてきて、音楽が聞こえてくるような。
そんな彼女が描く作品には、いつも子供の頃の忘れ物を感じます
今回出品の新作も楽しみです。
[きたむら よしこさん]
きたむらさんはヒヨコによく似ています
そして描く作品もなんとなくヒヨコっぽい可愛いものなので、僕は勝手に「ピー子ちゃん」とあだ名をつけています。(スミマセン)
でも実はとても記憶力があって頭もいいピー子ちゃんなので、僕の授業の内容をすべて覚えて実行しています。
これはなかなかできることではなく、脳がしなやかでないとできないことだと思います。
(そう言っている僕自身も、油断すると固くなってしまいます)
彼女の夢はパン屋さんになること、それと絵本作家になること。
ならばピー子ちゃんの頭の良さをフル活用して、パン屋の絵本を描くことを提案します。
今回のグループ展で、きたむらさんの夢の第一歩が、美味しそうにふくらむのを期待しています
3月21日土曜日、朝日カルチャーセンター横浜にて、「子どもと楽しむ絵画教室」を行います。
僕はアーティストや絵本作家として活動しながら、様々な形で22年のあいだ子供絵画教室を続けてきました。
日本の子供たちが、学校に入ってから感性がしぼんでしまうのを何とか食い止めたくて、アートを通して新しい遊びを一緒に考えてきました。
子供のときに、遊びにどれだけ夢中でのめり込めたかが、大人になってからの発想力に直結すると思うからです。
子供は遊びの天才、もっと徹底的に遊ぶべきです(ぼくは勉強も遊びの1つだと思っています)。
絵画教室OZでも、近いうちに子供絵画教室を開く予定です!
さて、表題の「子どもと楽しむ絵画教室」ですが、これはぜひ親御さんたちにこそ体験していただきたいと思っています。
子どもの柔軟さや感性を、すぐ隣で一緒に体験すること。このことがとても貴重な時間になるからです。
お子さんも、真剣に描く親御さんと過ごすのは新鮮で、いい思い出になると思います。
内容としては、僕が音読する絵本の絵をイメージして描くこと。
そんなの描けない? むずかしい?
大丈夫、絵本の絵と違ってしまっていいんです。
内容だってカンチガイして変えちゃっていいんです。
なぜなら、それこそが目的だからです。
絵には正解の一枚なんてありません。カンチガイこそが、絵画の第一歩なのです。
それを正々堂々披露してくれるのが子どもたちです。
じゃあ勘違い力の才能が減ってしまった大人は、どうする?
そこはいたずら力で対抗しましょう。意識してわざとやってしまいましょう。
でも、子供のためにわざとヘタに描くのも親の愛です。本当にヘタなら、なお良いです。
これはけっこう大事なことです!
それでもむずかしいと手が動かなかったとしても大丈夫です。
僕が丁寧にアドバイスさせていただきます。
授業の帰り道はきっと、親子のおしゃべりが盛り上がると思います。
ぜひご参加ください!
お申し込みは、朝日カルチャーセンター横浜まで
045-453-1122(月曜日~土曜日9:30~19:00)
公式ウェブサイトはこちら→講座「子どもと楽しむ絵画教室」
千駄木駅のそばの一等地には、ほんの数年前まで時代と逆行するような古くてチープで昭和臭のするゲームセンター、「カンカン」がありました。
3Dゲームが当たり前になってる時代に、50円ゲームがあったんです。
ゲームには昔から興味はない僕でしたが、そこが取り壊された跡に立派なドーナツ屋が建ってしまった時には、とっても残念に思ったものでした。
…でも…カンカンごめん。やっぱりドーナッツは食べたい。
というわけで、カンカンに思いを馳せながら時々買ってしまいます。
僕が好きなのは、定番のフレンチクルーラーやオールドファッション。
軽い気持ちで好物をデッサンしてみた僕は、フレンチクルーラーがその味のように甘くはないことを思い知るのでした。
あのゴツゴツした独特のらせん形は、描きがいのある面白い形ですが、調子に乗ってのんびりゴリゴリ描いていると、グロテスクでマズそうになってしまいます。
ぼくのデッサンも、鉛筆の黒さとデコボコ凹凸ばかり目立ってしまいました。
やっぱりフレンチクルーラーはふわっとかりっと白くないとね。
食べたい気持ちをぐっとこらえ、翌日2枚目のデッサンに突入。
今回は、いつも使っている6Bの鉛筆はお休みして、Bや2Bの濃さの鉛筆で、暗くならないように気をつけながら描きます。
ねちょねちょ長く描いてないで、ふわっとかりっとしょわっと。
見た目だけでなく、五感の記憶もフルに生かしながら、手早く仕上げます。
何とか明るく仕上げて完成。ホッ。
僕はようやくドーナッツを口にすることができました。
もぐもぐもぐ。うーん、やっぱり美味しい。
でもデッサン2枚分、鮮度が落ちちゃいました。食べ物はささっと描いた方がいいですね。
その方がデッサンもモチーフ自体も美味しく食べられますしね!
今日の記事は「ぶらり谷根千」。
せっかく下町で教室をやっているということで、たまには谷根千エリアをケータイカメラでゆる~くご紹介してみようかと思います
今日のピックアップは、僕にとってのホームグラウンド、「根津神社」周辺です。
ここは江戸時代から続く由緒正しい神社で、平日はひっそり静か。
いつもキレイで商売っ気がなくて、みんなに優しいこの場所が僕は小さい頃から大好きなんです。ずっとこのまま変わらないでいてほしい。
300年以上前から残るカッコイイ透塀や門などは、よく時代劇や写真集のロケ場所に使われていたりします
神社がすいている日には、僕はよく、ある遊びをします。
それは、ビルやマンションの見えない位置に視点をしぼって、江戸時代にタイムトリップすること!
お忍びのお奉行さまになって、太鼓橋を渡ってみたり…
夕暮れ時は黒ずくめの忍者になってサササと歩いてみたり…
粋な火消しの町民になったつもりで、威勢よく参拝してみたり…。
ここではときどき、アンティーク着物をオシャレに着こなした女の子たちが、イメージ写真をお互いに撮影しあったりしています
敷地内にある乙女稲荷神社の奉納鳥居です。すごくいいでしょ!
ちなみにアンティーク着物屋さんは、谷根千に点在しています。
根津神社を出ると目の前にもあります。
ちょっと古い時代のキモノデザインて今より普段着に近いから、その時代を反映していてなかなか興味深いです。
また、根津神社のすぐ裏に有名な「根津のたいやき」があります。
僕もここのたいやきが好きではありますが、いつもすご~~い行列。
土日は本当にすご~~~~~~~~~い行列!
この日は土曜の昼前で、たぶん40人くらい並んでたでしょうか。
「うへぇ、こんなに待ってられるかぃってんだ!」と僕は火消し気分を引きずって立ち去りました
いつか買えたらご紹介します(笑)
根津神社の路地から出たたいやき屋と同じ大通りに、僕の好きな花屋もあります。
ここは、センスもいいけど花を愛する真摯な心を感じます。
「花色学葉」さん。
このお花屋さんは外はグリーンが多く、その葉っぱの色合いのバリエーションがさわやか。
店内の切花にはちょっとめずらしい品種もあって面白く、色合いにも品があります。
そんなグリーンと花の色のバランスがいいんです。
店主が男性だから、ちょっと他と違うのかなと僕は感じています。
品質もすごく良くて、ここで買った植物はいつも長持ちしてくれます!
全体の完成を見ると、今回の「秘密のテーマ」には、ネコの登場が多かったですねー。
それだけ絵になるんですね
ここ千駄木を含む、いわゆる「谷千根」エリアは、都内にしてはネコが多いみたいです。
下町・寺町なので、ちょっと路地裏に入ると、生活感のある猫さんたち(彼らは地に足が着いている感じがして「ネコ」より漢字の「猫」と書きたくなる)にご挨拶することができます
さて、その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8 の続きです。
月かとおもったら水風船だったんですね、おもしろい。
それにしても、なにげなく描いているように見えますが、子供とネコの大きさのバランスが絶妙に上手いです!
この生徒は、いつも途中までどうなるのかなと思いますが、最後にはしっかり「絵」にしてしまいます。
そこが彼のスゴイところです!
こちらも上の生徒の作品。前回のテーマを別の形にして持ってきてくれました。
ほのぼのしたムードでありながら、不思議な強さがありますね。
キャットウォークを下から見上げた絵だそうです。
赤い点は足あとだったんですねー。
電車の中のようです。
誰もが経験のある日常を描くと、見る側に共感を与えますね。この作品はザックリとしたタッチによって作者の感情やイメージを伝えようとしています。
さて、この生徒は前々回のテーマをつきつめ、たくさん家で描いてきてくれました。
すごくがんばっているので、どーんとご紹介したいと思います!
1つの主題を、いろいろな描き方で描いてみるプロジェクトは、僕がずっと彼女にリクエストしていたことなのですが、今回素敵な一歩を踏み出してきてくれました。
彼女に似合う、ぴったりの作品たちですね。
2枚並べて鑑賞するのもいいですね。
前回指導したテクニックもさっそく応用しています。
美しいですね。
こちらはデザイン的です、面白い。
体当たりで描いているのがタッチから伝わります。
フチどりも効果的です。
一連の制作は、良い形で今後に影響してくれることでしょう!
デッサンは、形をなるべく正しくとるのが基本ですが、絵画教室の場合はそうとは限りません。
正しい形を理解していることは大事ですが、ゆがんだ形がオリジナルになるからこそ、絵画・イラスト・絵本などは、見て楽しいと思うんですよね
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 のつづきです。
さて、今日から絵画教室OZクラスの記事に戻ります。
ほとんどの生徒たちが、作品作り中盤~終盤に向かいます。
途中でひらめいて、別の作品を始める人もいます。これも、とても良いことです!
じっくり下描きをしていた生徒、だいぶイメージがはっきりしてきました!
この作品の主役、ネコにとりかかったようです。かわいい香箱座りポーズですね!
お気に入りのベッドは、高い本棚だったようです。
人間のキャラクターがなんともトボケていて、ほっこりしますね。
この生徒は、勢いよく色づけしていますね!!
しっかりとしたベースができました!
何を表現しているのか、分かるような、そうでもないような…楽しみです!
この生徒は、明るい色で下地を塗っているので写真では分かりづらいですが、すごいボリューム感が出ています!
描く手順が分かってきたみたいです。
さらに細かく描画をしていきます。この時点ですでにわくわくしてきますね。
描写と地塗りの相乗効果の実験が、うまくいっています!
手前のネズミが効果的です!
彼女のデッサン力はメキメキ上がっています。
ネコもいい!
この生徒は二作目に取りかかりました。
一枚目を描いたからこそ、次のアイディアがひらめいたのでしょう!
ザックリとしたこの状態、すでにいいかも!
ボールペンも使っています。
透明水彩の抜け加減が美しいですね!線描は、筆の柄で描いています。
下地の水彩と線画のバランスがなかなかいいです。
スターはどこでもスターなんですね!ステージのアイディアが、見る人の想像力をかきたてます。
さて、参加者のみなさんがデッサンを始めて1時間半ほどたちました
そろそろ魔の時間帯です。
描くことだけに集中しすぎている人や、そろそろ行詰まる人も出てくるのです。
というわけで、ここでいったん手を止めます。
自分の作品を冷静に客観視するため、↑の写真のように講師の描いた参考作品を見せました。
個性重視の絵画ならあまりやらないことですが、(僕の絵画コースの教室では「隣の人と違う絵を描く!」というのが最大の目標です)今回は大人の初心者デッサンなので、個性よりもまずは観察の仕方と表現の方法論を中心に指導していきます。
参考作品のマネをすることが目的ではなく、(もちろんショックを受けることでもなく)、自分のデッサンに必要なものを実感してもらうことが目的です。
逆に言えば、僕は参加者たちのデッサンを見て、自分に足りないものを学んでいます!
冷静になった自分で再び鉛筆を動かし始め、約3時間が経過しました
みなさん、デッサン完成です!おつかれさまでした。
犬のウサちゃん完成です。
明るい毛色にちょっと悩まされたようですが、フサフサの毛並みを繊細に感じることに成功しています!
初めてのデッサン3時間で、これだけ手数が入っているのはすばらしいことです。
うさぎのチョコくん完成。
暗いチョコレート色の中にも、明暗の変化があってGood!
ずんぐりむっくりのスタイルや、ちょっと毛の短い雰囲気がよく出せましたね!
リンゴデッサン完成!
これは初心者レベルではないですね。
それなのに半端な経験者にはない、初心者ならではの瑞々しい観察眼も感じます。
もちろん課題はまだあるものの、五感を使って描いているすばらしいデッサンです!
おサルくんのデッサン完成です!
ちょっとタッチの使い方が難しかったようだけど、アトリエの光を感じながら描いているのが伝わります!
デッサンをするということは、モチーフを描くということだけではなくて、時間や空間も表現することだと教えられますね。
バナナデッサン完成!
このデッサンも、かなり上手いですね。
黒い斑点が食べてちょうだいと誘っているようです!食べ物はおいしそうに描けるとテンション上がりますね。
時間が余って、配ったオヤツも描いてくれました。スゴイ!
ということで、「デッサンはじめの一歩!1日体験教室」が終了しました!
あっという間の3時間でした。
デッサンは家で1人で描くこともできますが、こうやってみんなで描くと勉強にも刺激にもなりますね
他の人が指導されていることも自分のこととして役立てれば、効果は何倍にもなります。
ともかく、今回の教室が参加者のみなさんにとって、楽しい経験になってくれればと思っています
最後に、3月の体験教室もお知らせさせてください
今回の記事を見て、ぜひ自分も実際に描いてみたい、指導を受けたいと思いましたら、ぜひ3月の体験教室にお越しください。
今回の参加者の皆さんのように上手に描けないと思う方もいるかもしれません。
でもうまくいかない時には、僕がいいタイミングでパスを出しますので大丈夫。
そうすれば今回のようなデッサンを描くことは可能です!
昨日も書きましたが、ブログに紹介してほしくない人は絶対に載せませんのでご安心ください。
(でも、載るとちょっと嬉しいものですよ!)
日程は3月1日、15日、21日、29日です。デッサンだけでなく、絵画コースもあります。
詳細はこちらです!
お申し込みはメールでお願いします。お申し込みお待ちしております!!
日曜当日、寒いながらも暖かな日差しのいい天気。
リンゴやレモン等のフルーツとぬいぐるみたちを担いで、アトリエへ向かいます
準備を終えたところで参加者たちがやってきて、授業をスタート!
まずは、それぞれモチーフを選びます。
デッサンするときは、モチーフに対して2つ観察眼 をもつのがポイントです。
☆1つは自分が大人であることや、もっと言うと地球人であることを忘れて、初めてそのモチーフを見た気持ちで、感じ観察すること。
☆もう1つは、そのモチーフにまつわる自分の記憶や経験を総動員させて観察すること。
このことは、以前デッサンコラムでもちょっとお話しましたね。
さてまずは、鉛筆を削るところから始めます!
デッサン用の削り方をレクチャーして、みんなにもやってもらいます。
そして鉛筆の握り方、動かし方、タッチとその効果などなど…その場で僕がデモンストレーションします。
その後、簡単にデッサンの手順や各モチーフのポイントを伝えて、いよいよ実践開始です。
今日は「はじめの一歩」ということで、ほとんどの方が初心者~少し経験者ということでした。
講師としては、0から指導するのはとてもワクワクします。
さて、それぞれがモチーフの前に座り、描き始めました。
この参加者は、白っぽい犬の「ウサちゃん」を選びました。
耳がやたら長く、犬なのかウサギなのか分からないので僕がそう名づけました。
彼女はこのフサフサの毛並みにチャレンジしたかったということです。すばらしい!!
こういう自分のものでないモチーフの場合は、直接的な記憶や経験が使えませんが、かつて可愛がっていたぬいぐるみを思い出すといいですね。
五感の思い出を生かしましょう。
この参加者は少し経験者だそうです。
さすがに視点も構図も見やすくとれています!
モチーフのウサギのチョコ君です。
体の色が暗いブラウンです。ということは…
しっかりと鉛筆を動かして、暗く塗る必要があります。
だからといって、明るい色のモチーフのほうが決して楽だという訳ではありません。
この参加者は、以前は美術部だったそうで、久しぶりに鉛筆を握ったそうです。
モチーフのリンゴをよく観察できていますね。
ちょっとまだ緊張ぎみにも見えましたが…
描くほどに、どんどん良くなってきました!
だいぶ鉛筆の使い方のコツをつかみましたね。スゴイ進歩です!
この参加者は、デッサンブログ「ごめんねおサルくん」でご紹介したソックモンキーをモチーフに選びました。
経験上よく分かりますが、このおサルはなかなかのクセモノです。
形も材質感も捉えにくいんですが…でも、初めてにしては良く描けていますね!!
この生徒はバナナを選びました。
形の取り方がとてもいいですね!!
単純な形のようで、絶妙なふくらみやカーブのあるバナナは、観念的に描くとプラスチックで出来たニセモノバナナのようになりがちなんです。
彼女のバナナはむいて食べたい気持ちになります。
この参加者のモチーフも「デッサンてなに?」などでご紹介した、テディベアですね。
同じぬいぐるみを描いてみたいと選んでくれました。
毛並みを意識しながら、全体に鉛筆の色が入っていて良いですね!
初心者は怖がらずにドンドン色をつけていくのが、デッサンが早く上達するコツです。
こんな調子でそれぞれがモチーフに向き合い、集中して描いていきました
後編は明日、完成作品を中心にご紹介します
最後に、3月の体験教室の開催日もお知らせさせてください
3月1日、15日、21日、29日です。
詳細はこちら!
ちなみに、今回みっちりとレポートしているこの教室ですが、もちろん参加者にはブログに載せることの了承を得ています!
恥ずかしいからやめて~!という方は絶対に載せることはありませんので、ご安心ください
さて、デッサン1日体験教室の記事は、ただいま製作中です!明日にはアップしますので、もう少しお待ちください…!
その1 その2 その3 その4 その5 その6 のつづきです。
一部の生徒は、いよいよ終盤に取りかかっています。
自分が狙っていた画面が表現できているか、また思わぬ効果で違う方向にシフトするか、いろいろ考えていきます。
視点がおもしろい!
インパクトのあるすばらしい構図です。
彼女は最近、自由作品でたくさんの数を描きました。そのおかげで、鳥の視点やモグラの視点など、さまざまな試みができるようになったと感じています。よくがんばりました!!
彼女の家のネコだそうです。不思議な形です。
口にくわえているのは、靴下かと思いきやフライドチキンだそうです。なるほど。
形のセンスが個性的になりましたね!
たくさんの丸がありますね。
リンゴを大きくしたことで、絵が分かりやすくなりました!
愛の嵐かな?ハートがかくれんぼしているのが楽しいですね!
チョコの甘い香りがしてくるようですね。目のつけどころが良いです!
うおっ、すばらしい!彼女も生まれ変わりました!
F150号(227.3×181.8cm)くらいの大きさにして、美術館の白い壁に飾りたい作品になりました。
完全に自分の世界を楽しんでいます。この調子で!
この生徒はほとんど指で描いていますね!
いろいろな言葉で連想ゲームをしています。
この生徒は、黒い紙を用意してきました。いいアイディアですね!
何かな、赤い星かな?
おっ、誰かがライブをしているようです!
この生徒は、いよいよ主役にとりかかりました。
各生徒たち、だいぶ完成に近づいてきました!
作品がだいぶ見えてきました!でも、まだ完成していないようです。
でも途中段階の人物もなかなかオモムキがあります。
制作途中からも、次の作品のヒントをつかめそうですね!
この生徒は、前回のテーマも深めてきてくれました。
水面に落ちた光が画面に表情を与えています。
この生徒は、最近口を大きくあけている人物をたくさん描いています。
その余波が今回の作品にも押し寄せたみたいですね!
この生徒は、最近この家に引っ越したみたいです。まるで絵本に出てくるような素敵な薪ストーブですね!
ここから生まれる新しい作品が楽しみです。
この生徒の作品は不思議なムードがあり、ときどきドキッとさせられます。
最近は、ダイナミックさにデリケートさも加わってきました。
前回のテーマももう一度考えてきてくれました。
大胆な息の長い線が魅力的、背景もしっかりと力をこめて塗りこんでいいですね!
この生徒は、約2時間半でよくここまで描いてくれるといつも感心します。
紙の白さがとても効果的に使われていますね!
前回のテーマも仕上げてきてくれました。
光のグラデーション(色や明るさ等を徐々に変化させること)が不思議な雰囲気をかもし出しています。
この女性の服の部分はコラージュ(切り貼りして構成する技法)です。
作品をおもしろくしようとする工夫がとても良いですね!
打って変わって寒色(青や緑など冷たい寒い印象の色)世界です。
静かな海に動きのある魚たち、静と動を表現できました!
その1 その2 その3 その4 のつづきです。
前回同様、描き始めて1~2時間くらいです。
なるべく、観念的(ありふれた表現。太陽はこういう形などマークのような形)にならないよう、自分のフィルターを通した世界を描いていくよう指導しています。
かわいい子どもがかわいいポーズで描けていますね。
おっと、まるで3Dの様に浮かび上がって見えますね!
まるで絵の神が舞い降りたような瞬間を目撃しました。
今までの硬さがとれて、柔軟な発想ができる回路がつながったようです。
ベースのグレーが個性的で良いですね!!
もやっとした空間に直線的なシャープな形が入り、美しい。
いよいよ主役にとりかかりました。
空におおきな穴ぼこが開いたようです。
だいぶ形が見えてきました!
イエローオーカーの地塗りがよい効果を生んでいますね。
太陽のようなマラカスを持った少女が、とてもいいポーズで月に話しかけていますね!
水彩紙に描いたとは思えない変化に富んだマチエール(絵肌)がすばらしい。
いよいよ明日は「デッサンはじめの一歩!1日体験教室」です!
寒い2月なのに、たくさんのお申し込みをありがとうございました
どんなデッサンが描けるか、とても楽しみです!教室の模様は、後日ブログにアップしたいと思います。
さてさっそくですが、次回の1日体験教室のお知らせをします!
3月1日(日) …「デッサンはじめの一歩!」
3月15日(日)…「絵画教室OZ、初級編!」
3月29日(日) …「デッサンはじめの一歩!」
※それぞれ1回完結の授業です。
(4月以降の体験教室の有無はまだ未定です)
■時間はいずれも10:00~13:00
■会費は当日3000円をいただきます。
各教室の詳細はこちら!
★「デッサンはじめの一歩!」
ドーナツイラスト
初心者向けのデッサン体験教室です。
フワフワのぬいぐるみやフレッシュなフルーツなど、好きなモチーフを選んで描いていただきます。
鉛筆の削り方から、使い方、練り消しゴムなどの道具を使った描き方など、基本から丁寧にご紹介します!
☆画材はこちらでご用意します。
★「絵画教室OZ、初級編!」
絵画・イラスト・絵本などを描きたい初心者のための体験教室です。
分かりやすく言うと、このブログでいつも紹介している絵画教室の「初級・入門編」です!
僕の出すテーマ(お題)にそって絵を描きますが、その際
「最初にどうアイディアを発想し、どうふくらますか?」「どうやって描くか?」
を導き出す方法をお教えします。
日ごろ「何を描けばいいか迷う、分からない」など思っている方にオススメです!
☆画材は、ご自分が使いたいものをお持ちください。画用紙はこちらでご用意します。
(鉛筆、色鉛筆、絵の具道具一式などなど、お好きなものを)
好きな画材がない場合は、とりあえず
・チューブの透明水彩絵の具(12~24色ほど)
・水彩用筆2~3本
・筆洗(水を汲める容器ならなんでも。500mlのヨーグルト容器を使っても良い)
・パレット(牛乳パックを開いて使う人もいます)
・筆ふき用タオル
などを揃えて持ってくるといいですね。
※分からない方は、メールにてお気軽にご相談ください!
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★お申し込み・ご質問は、メールgen16.2014▲gmail.com までお願いします。
(迷惑メール防止の為@を▲で表示しています。@に変更しアドレスを記入してください)
※各日定員8人に達し次第受付を終了しますので、お早めにお願いします。
今日の記事は、生徒たちが描き始めて、1~2時間くらいのころ。
それぞれガンガンノリノリで描いています。これくらいの時間がいちばん楽しいよね。
彼はもう何も見ないで自然な人物が描けるようになりました。すごい進歩です!
うすく塗ったブルーを乾かしてからグリーンを重ねて、背景に深みを出していきます。
この生徒は、いろいろな物から解き放されたように楽しい形が自由に描けるようになりました。
とてもやさしい作品になりそうですね。楽しみです!
白い空間が青く変わりました。
様々なマチエール(絵肌)で工夫していますね!
まるで油絵のようにいろいろなタッチで描いています。
主役の大きな柱をしっかりと描き込んでいます。
まわりとのコントラストがいい感じです。
水色の雲から金色のお月様が出てきました。
オレンジの作品、最後に主役が登場しました。
両手を使って夢中で描いています!かっこいい。
エスキース(その1参照)、下書きを進めて(その2参照)、それぞれの作品が徐々に見えてきました
おっと、いろいろな形を切り出しましたね。机の上が楽しくなってきました。
無限の可能性をかんじますね!
だいぶ形が見えてきました!
彼女の切り出した形はとてもシンプルなところが魅力です。
子どもたちからも好かれそうな作品になりそうです。
この生徒の作品は、今回はあえてじっくりと形を描きました。
練って単純化した形がかわいいですね!
この生徒も、じっくりと下描き中。
あれ、せっかく描いた絵にあなぼこを開けてしまいました。
オレンジの空間の中に、白が効果的ですね。
黄色い半円もいい感じです。
この生徒は、全体的に水を多く使ってグラデーション(色や明るさ等を徐々に変化させること)をしています。
この生徒は、下書きの段階ですでに美しいですね。
キノコの階段を、無理のない自然な形で描けました!すばらしい。
絵画教室OZの生徒「フクダユウヂ」君が、グループ展に出品します!
GUAMA8 EXHIBITION
2/28(土)~3/8(日)
ギャラリー丸美京屋
(浅草駅2分)
フクダ君との出会いは数年前、あるオープニングパーティーでした。
澄んだ目をした若いサムライのような彼に未来を感じ、僕の教室に入るようスカウトしたんです。それからというもの、彼は次々と伝説を作り、最近ではKFSで文部科学大臣賞ももらったそうです。
「あまーい生活」2014
今回出品する作品からも、彼のあふれ出るパワーを感じました。
でも、もっともっと素振りをこなして真のサムライになってほしいです!楽しみにしています。
前回のエスキース(その1の冒頭で説明)準備運動を終えた生徒たちは、本描きに入っていきます。
この生徒は、主役のポーズが決まったようですね!
本番のサイズの下書きに入ったようです。
この生徒も、エスキースを元に、本番のサイズに移行したようです。
エスキースからもまたちょっとずつ変更していって、絵をもっと面白くしていきます!
彼女も本番サイズに移行しました。
この生徒は1年前からは考えつかないほど、形に対しての意識が変化しているのがわかります。
スゴイ進化です!
彼女の絵にかける情熱はアツク、この日の凍えそうな雨も吹き飛ばしてしまいました。
この生徒は、構図の基本をしっかりと押さえていますね!!
手が早い生徒はそろそろ色塗りに入っていきます。
でも、じっくりゆっくり、悩みながら進める生徒もいます。
悩むのも経験のうち、経験しないと絵は良くなっていきません。困った生徒には僕がキラーパスを出します
この生徒はオリーブグリーンで地塗りに入りました。
平筆でぽんぽんとムラを作っていますね。デリケートさが素敵ですね!
と思ったら、もう一枚の紙を切り出しました。
この生徒も色づけを始めました。好みのブルーを作ったようです。
この生徒はイエローオーカー色ですね。
この生徒はオレンジ色です。白い四角を残して地塗りしました。
この生徒は、2枚目にとりかかっています。2点同時に考えるなんてスゴイですね!
この生徒は色の響き合いを大切にしているようです。
彼は、透明感のある地塗りの上に不透明な感じで形を描き出しました。
感じながら描いているタッチが良いですね!
8日の千駄木は、朝から雨やみぞれで、今日は教室に誰も来てくれないんじゃないかと心配していましたが、授業の30分前に「教室開けてくださ~い」と電話が…
一部の生徒たちがいつもより早く来ていたようで、アトリエのドアの前で待ってくれていたんです。
寒い中ごめんね!でもありがとう
それでは絵画教室レッツゴー!
本日も秘密のテーマと魔法のアイテムを渡し、それぞれエスキースにとりかかります。
エスキースとは、作品を作る前の準備スケッチのようなものです。アイディアを練ったり、形、構図、色などを試し描きすること。
簡単にやる人もキッチリやる人もいますが、作品作りにはかかせない準備運動です
まずは、鉛筆でデッサン。イメージを広げます。
鉛筆の使い方がだいぶ上手になってきました。よかった!
彼は小さな画面を作って、たくさんアイディアを出していきます。
小さな画面で構図を練るのは、客観視できて、とてもいい方法です。
サスガですね!!
おっと、なにやら長い棒があらわれました!
この生徒は、形を単純化して描いています。
いいアイディアです!!
この生徒は、まずスケッチブックの左ページにキャラクターを考えて作り、右のページに全体を描く作戦のようです。
いいですねー。
おっと、最初の写真の生徒は、2枚目を描き出しました。
主役のポーズを探っているようです。
ちょっとした違いで印象はずいぶんと変わるものなんです。
ポーズって、とても大切ですね!
OZ
文京区で「絵画教室OZ」の講師をやっている尾崎玄一郎です。
現代美術作家・絵本作家です。
詳しくはプロフィールカテゴリにてどうぞ。